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アーミッシュの学校で銃乱射。銃乱射がたてつづけ。あと、スイスの人・ヤーコブ・アマンのこと
『刑事ジョン・ブック 目撃者』で有名な「アーミッシュ」の住む街で起きた事件。18世紀文明レベルを維持して生活するアーミッシュにとっては現在のアメリカ社会なんか狂気の沙汰に見えるんじゃないのか?

米小学校で男が銃撃、少女11人死傷 アーミッシュの惨劇
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061004-00000004-san-int
「米東部ペンシルベニア州で2日、学校に乱入した武装犯の銃撃で少女11人が死傷した白昼の惨劇は、現代文明を拒否して18世紀の生活を守るキリスト教の一派、アーミッシュ(アマン派)の村を舞台に起きた。米国で相次ぐ学校銃撃事件が、非暴力を掲げるこの特異な社会にまで及んだ衝撃性に、米メディアの関心も集中、普段は馬車が行き交い観光客のカメラすら避ける現場周辺はこの日、ヘリコプターやテレビ中継車など“現代文明”に洗われた。ブッシュ政権も同日、学校犯罪防止に向け緊急会議を開催すると発表した。
事件は2日午前(日本時間同日夜)、同州ランカスター郡パラダイスで起きた。アーミッシュの子弟を集めた児童数26人の小学校の校舎内に、自動拳銃とショットガンで武装した男が押し入り、教師と男子児童15人を追い出した後、6歳から13歳までの女子児童を縛り上げ、バリケード封鎖した教室内に監禁した。
 警察が説得したものの、男は児童に次々と発砲。警官隊が突入したときは男も自殺していた。銃撃で5人が死亡。6人が病院に搬送され、数人は危険な状態という」(産経新聞10月4日記事より抜粋。)

アーミッシュ(アマン派)はキリスト教のメノナイト系の一派。新約聖書の初期教会を実現しようとする運動から生まれた宗派で、ルターやカルヴァンとかの流れとは違うものらしい。オランダ系の宗派かと思ってたんですが、実はアーミッシュの名前の由来になったアマンはスイスの人だとか。


こういうキリスト教の細かい話は、この本がとても分かりやすい。



知って役立つキリスト教大研究

『知って役立つキリスト教大研究』

(八木谷涼子。新潮社。2001年。829円)

キリスト教の各宗派の歴史や教義、習慣、有名な話などとても分かりやすく解説してくれてます。



>アマン
ヤーコブ・アマン。1644年頃~1730年頃生没。スイスのメノナイト派(メノー派)から分かれたアーミシュ派の創始者。ベルン州ジメンタールのエルレンバハに生まれ(?)、アルザス地方で殉教(?)。迫害のもとにあるスイスの再洗礼派に加わり、主にベルン州のエメンタールを中心に指導的役割を果たしたが、次第に強まるメノナイト派内の世俗化の傾向を激しく批判し、追放された者に対する厳格な忌避を実行するように要求、一派を作った。その信奉者たちはのちに迫害を避けて新大陸に移住し、アメリカのペンシルヴェイニア州ランカスター郡などに独自の共同生活体を築き上げ、今日にまで至っている。
(『キリスト教人名辞典』P60より抜粋。)

まあ、アマンが17~18世紀の人だから、その時代で止まってるというわけですね。でも、『キリスト教大研究』によると、完全に18世紀以降の文明を拒否してるわけでもなく、一部は取り入れているとのこと。ただし、映画は見ないらしい。だから『刑事ジョン・ブック 目撃者』をアーミッシュ自身は見ないというわけです。
あと、アメリカに住んでるアーミッシュたちが、ペンシルヴァニア・ダッチという高地ドイツ語系の言葉を話すのも、スイスのベルン州がドイツ語圏だったから。

で、最近はほんと銃乱射が多いですが、なんで学校ばっかりなんだか。

<米国>15歳高校生が校長を射殺 ウィスコンシン州
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060930-00000039-mai-int
「米ウィスコンシン州南部カゼノビアの高校で29日朝(日本時間同日夜)、1年生の男子生徒(15)が男性校長(49)に発砲し、校長は頭や胸などを撃たれ間もなく死亡した。生徒にけがはなかった。地元検察当局は、事件の重大性から少年を成人として扱い、第一級殺人罪で起訴した。
 AP通信や地元紙によると、事件が発生したのは地元のウエストン高校。少年は始業前の午前8時ごろに散弾銃を持って現れ、校舎の入り口付近で「誰かを撃ちに来た」と言って教師に銃口を向けた。近くにいた学校の守衛らが飛びかかり、少年から散弾銃を取り上げたが、少年はズボンのポケットから拳銃を出して逃げ、校舎内の玄関付近にいた校長に向け3発撃ったという。少年はその場で教師や生徒に取り押さえられた。」(毎日新聞9月30日記事より抜粋。)

これはちょっと乱射とは違うか。
でも、少し前にはコロラドでも起きてます。またコロラド。

米高校で男が教室に立てこもり、人質の女生徒1人死亡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060928-00000112-reu-int
「米コロラド州の高校で27日、銃を持った男が生徒らを人質にとり、教室に立てこもる事件が発生した。
 当局によると、警察が教室に踏み込んだところ、男は人質の女生徒の1人を撃った上で、自殺した。女生徒は病院に運ばれたが、死亡した。
 男の身元や同高校との関係、動機などは現時点では分かっていない。」(ロイター9月28日記事より抜粋。)

英語で、学校での銃乱射のことをなんて言うんだっけか。なんか言い方があったはず。それくらいよく起きるようです。

でもアメリカだけじゃない。カナダでも起きました。

カナダの大学で銃乱射、1人死亡・犯人は射殺
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060914-00000363-reu-int
「カナダ・モントリオールにある大学で13日、銃乱射事件が発生した。地元警察によると、事件があったのはモントリオール市内中心部にあるドーソン大学で、20歳の女性1人が死亡し、19人が負傷した。また、犯人の男は警察により射殺された。
 医療関係者によると、負傷者のうち5人が重体だという。
 目撃者によると、犯人は黒のロングコートを着用。大学の外から襲撃を始め、その後、正面玄関から学内に侵入。言葉を発することもなく無表情で銃を乱射し続け、少なくとも20発が発砲されたという。
 警察では事件当初、犯人は3人いる可能性もあると見ていたが、その後、1人であったと発表した。しかし、犯人が同大学の学生なのか、特定の女性を標的にしていたのかなどは不明だという。」(ロイター9月14日記事より抜粋。)

カナダなんて凄い平穏なイメージがあるけど、こういう事件も起こりうるわけですか。でも、カナダってアメリカみたいに銃を持っていいんだっけか?

ちなみにこんな記事もあった。

モントリオールの銃乱射事件,犯人は「Postal」ファンか
http://www.4gamer.net/news/history/2006.09/20060915162800detail.html
「加モントリオール市にあるドーソンカレッジのキャンパスで,現地時間2006年9月13日昼に銃乱射事件が発生した。被害者の1人が死亡,19人が重軽傷を負うという大惨事となって,駆けつけた警官隊によって犯人が射殺されたというニュースは,日本でも大きく報道されたので,知っている人も多いだろう。
 事件から1日が経過し,各国のメディアはさまざまにこの事件を伝えているのだが,そのなかでBBC(英国放送協会)が,「犯人のKimveer Gillは,殺人ゲームをよくプレイしていた」と報じ,波紋を広げている。
 BBCによれば,Kimveer Gillは,あるWebサイトによく出入りし,「Postal」や「Super Columbine Massacre RPG」を好んでプレイしていたと述べていたという。トレンチコートに身を包んで,ライフルやナイフを持った写真を公開したりしていたほか,事件を起こす直前には「人生はビデオゲームのようなものだ。お前らもいつか死ぬ」と書き込んでいたとのこと。」(4Game.net9月15日記事より抜粋。)

なにか凶悪事件があると、すぐ攻撃の対象になりますね。ポスタルみたいな大人気ゲームをやってる人間なんて山ほどいるだろうに、原因がみんなこれのせいにされてしまう安直な考えで話をまとめようとするのはよくあること。うさんくさい「ゲーム脳」のネタで納得してるワイドショーの類いといっしょか。ゲームに対して「良くないもの」という認識がある人間が、後づけで理由を考えてうまく言ってるだけだ。

そういや、前に日本で王子様とか呼ばれてた男が監禁事件を起こした時とか、あの時立て続けに起こった類似事件の時もエロゲーが原因みたいな感じで報道されてましたね。あと赤坂プチエンジェル事件の時もそうだったけか?

射殺されたといえば、ポリトコフスカヤ氏も殺されてしまいました。

<ロシア>反プーチンの著名女性記者、自宅アパートで射殺
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061008-00000003-mai-int
「ロシアのチェチェン紛争問題でプーチン政権の弾圧策を批判してきた著名な女性記者、アンナ・ポリトコフスカヤさんが7日、モスクワ市内の自宅アパートで射殺体となって見つかった。
 ポリトコフスカヤ記者は99年から第2次チェチェン紛争を取材し、ロシア連邦軍による住民虐待の実態を暴く記事を発表した。02年10月のモスクワ劇場占拠事件ではチェチェン独立派武装勢力の犯人グループとロシア当局の交渉を仲介した。04年9月、北オセチア学校占拠事件を取材するため搭乗した航空機中で紅茶を飲んだ後に意識不明となり、「毒殺未遂」に遭ったと訴えた。」(毎日新聞10月8日記事より抜粋。)

『チェチェン やめられない戦争』や『プーチニズム 報道されないロシアの現実』の著者ですね。あとモスクワ劇場占拠事件の時の交渉役もやったみたい。ロシアではあまり評判良くなかったみたいですが、実はまだどっちも読んだことないです。
ロシアでジャーナリスト殺害事件が起きるとすぐ報道されますが、日本でも結構ありますよね。歌舞伎町についての著作がある人が海に捨てられた事件とか、あとさっきの赤坂プチエンジェル事件もそう。

銃というか、信号銃の乱射事件もあった。台湾で。

【台湾】総統府で銃乱射、スキャンダル続発に激怒
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060801-00000001-scn-cn
「台湾の総統府で27日夜、男が信号銃を乱射した。男はそのまま逃走したが、29日になって警察に逮捕された。陳水扁・総統を含めてけが人はいなかった。31日付で人民日報が他メディアを引用する形で伝えた。
 人民日報によると、逮捕されたのはビル管理の仕事をしている張漢明・容疑者(44歳)。張容疑者は27日夜、オートバイで総統府に乗りつけ、陳総統の執務室に向かって信号銃15発を乱射した。憲兵隊の待機所からわずか2メートルの位置だったが、張容疑者はそのままオートバイで逃走。警察は目撃者から提供されたオートバイのナンバーを元に張容疑者を割り出し、29日になって逮捕した。」

ネットで買った信号弾を使用したとか。信号弾くらいならかわいいものかもしれないけど、当たったら危険には違いない。
なんか、台湾というと、マフィアだか何かの組織犯罪の犯人が町中で自動小銃ぶっぱなして警察から逃げきったという『ヒート』みたいな事件が随分前にあったと思うんですが、詳細が思い出せない。


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by xwablog | 2006-10-02 18:30 | ニュース
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