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あまり見かけない画像を手に入れられるのも魅力。オークションのパンフ。モンコントゥールの戦い
神保町の特定の古本屋とかだと、海外の有名オークションのパンフレットが売ってたりしますが、これがとても良い。
クリスティーズサザビーズのパンフレットは、だいたいがカラー写真で商品を紹介しているので、とても貴重で美麗な芸術品がカラーで見ることが出来ます。レアもの多数。
剣とか銃のやつとか、鍵のものをすでにいくつか持っていますが、この前手に入れたのは、これ。

クリスティーズ・パンフレット19990416ロンドン

『CHRISTIE'S London Old Master Pictures』

16~17世紀のオランダ系絵画が多数載ってます。
他にも欲しいのはたくさんありましたが、これには騎兵が戦うシーンを描いたものが多くはいっていて、良かったということと、なんといっても、この戦場図があったこと。



モンコントゥールの戦い(1569)の絵画

『モンコントゥールの戦い』(ヤン・スネルリンク画。油彩画。154×222センチメートル)
「Jan Snellinck」って名前のフラマン人(ベルギー北部の住民)の画家。これたぶん、読みは「ヤン・スネルリンク」でいいはず。1549年~1638年生没だそうで、この絵は代表的作品らしい。詳細はほとんどわかんないんですが、弟子にアブラハム・ヤンセンスがいます。
これで題材にされてるモンコントゥールの戦いは、1569年にフランスのユグノー戦争中に行われた戦いで、国王軍とコリニー率いる新教徒軍が戦って、国王軍が勝ちます。
で、この戦いで国王軍側で戦っていたらしいのが、ペーター・エルンスト・フォン・マンスフェルト。そう、あの「甲冑を着た乞食」、傭兵隊長のマンスフェルトのパパですよ。同名なので、父は1世、息子は2世です。父親の1世の方はザクセン貴族でルクセンブルクの行政官も務めた人物。その庶出の息子が2世。

このモンコントゥールの戦いの情報が全然なくて困りますが、そういやユグノー戦争を扱った本ってなかったような。『ドキュメンタリー・フランス史』に「聖バルテルミーの大虐殺」ってのがあったけど、全体を扱うとなると無い?

しかし、素晴らしいですね。この絵画が売りにだされて買うことが出来るとは。
まあ、値段のほうは、24000ドル~32000ドルくらいからだそうですが。

ちなみに、これのポスターを買うことができるそうです。art.comで。
モンコントゥールの戦いのポスター
http://www.art.com/asp/sp-asp/_/pd--11786610/sp--A/The_Battle_of_Moncontour_30_October_1569.htm

値段は、円表示されてますが、8472円だそうです。サイズは61×46センチ。


>コリニー(コリニー伯ガスパール)
1519~1572年。フランスの軍人。イタリアで戦い(1544年来)、のち提督となり(1552年)、植民のためアメリカへ数回探検を試みた。サン・カンタンでスペイン軍に対抗したが、敗れて捕らわれスペインで投獄された(1557~1559年)。この間に新教に改宗し、国内にユグノー戦争が起こるや(1562年)、新教徒のために戦い、軍事的・政治的手腕を発揮し、新教徒の首領コンデの死後指導者となり(1569年)、旧教徒の首領ギーズ公と対立。ザン・ジェルマン講和成立後宮廷に復帰。国王シャルル9世の親任を得た。この接近を恐れた太后カトリーヌ・ド・メディシスとギーズ公により、サンバルテルミーの虐殺の犠牲者となった。
(『岩波西洋人名辞典 増補版』より抜粋。)

このパンフレット、他にも素晴らしい画像がありますが、それは今度また本をバラして取り込んで、HPの中でいろいろ使ってみたいと思います。


参照サイト
クリスティーズ公式(英語)
http://www.christies.com/home_page/home_page.asp
サザビーズ公式(英語)
http://search.sothebys.com/

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by xwablog | 2006-08-18 03:58 | 書庫
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