デジタル・クワルナフ
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身体表現の社会的許容度。アルバニアでトップレス騒動。という記事
これも古い記事です。

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もう8月ですよ。暑いですね~。
こういう時は辛いものがオススメ。汗をかいたときの気化熱とか血流が良くなることとかで、涼しく感じられますよ。
でも、ほぼ毎日辛いもの食べてる自分には効果が薄い?
なんというか、食欲を出すために辛くしてた、というのもありますが、今となってはほとんど中毒みたいなものかもしれない。
最近は、ただ辛さを増すだけじゃなく、香辛料とかも使ってみたりします。カレーにシナモンとかナツメグを入れると凄く美味しいですよ。あと、オレガノ振りかけたりとか。

それはともかく。
ヨーロッパの方もまた猛暑のようで、ばんばん人が死んでるみたいです。アメリカも40度を越す猛暑だとか。
そんなに暑いとしょうがない、というわけでもないような話。

エキゾチックマニューバ!
・・とかは言わない方のトップレスの話です。あー、久々の東欧ネタだ。

北欧女性30人がトップレスの日光浴、町が「騒然」
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200607290010.html
「アルバニア・ティラナ――南欧、アルバニア南部の地中海に面する海岸町で、北欧の女性約30人が胸部を露出して、一斉に日光浴を行い、地元の母親が子供たちを現場から慌てて追い出すなどの騒ぎがあった。」
(CNN。7月29日記事より抜粋。)

そこまで脱いじゃうのは地元では禁止されてるらしく、ニュースになったそうですが、どうもヨーロッパでは普通に脱いじゃうらしい。
うらや・・・じゃなく、興味深いですね。旅行した時も思いましたが、あっちの人はポンポン脱いじゃいますが、これはそうした行為に対する感覚が違う、つまり身体的表現に対する姿勢の違いなんじゃないでしょうか? 羞恥心が人間個人が個々に持つものである以上に、社会的な「常識」に影響されて規定されるということとか、そこらへんも含め、興味深いです。
そもそも、胸を隠したりするのは、直立歩行していることと関係するとか前に聞いたような。でも、人類の歴史を通じて胸を隠してきたかというとそうでもなく、たとえばクレタ文明では、女性の服装は胸をはだけた状態になっているものが一般的だったとも考えられていますし、中世フランス(だったか?)ではシースルーの服で胸を見せるというのが流行ったこともあったとか。
もちろん、「文明化」された後のほとんどの地域・時代では胸は隠すものだったようですね。そういえば、イヴァン雷帝の息子、皇太子イヴァンの3番目の奥さん、エレーナが肌着しか着てない状態で部屋でくつろいでるのを見て、イヴァン雷帝は怒ったんでした(この時、エレーナを殴る雷帝を止めようとして皇太子イヴァンも殴られ、その後、病になって死んでしまうわけです)。部屋の中でさえ、きっちり着てないとダメな社会もあるわけです。
見せる見せないに至るには、どーゆー過程があったんでしょうね。

ちなみに、イスラムの聖典『コーラン』では、ムハンマドが女性にしゃがむのをやめなさい、と注意してる場面がありますが、どうやら当時の女性の服装だと、しゃがむと下着を来てない局部が見えてしまったようです。ムハンマドはこれは良くないと考えていたけど、女性たちはあまり気にしてなかったということなんでしょうか?

身体性について参考になりそうな本は、『エロスの歴史』とか『歴史のなかのからだ』とか、イーフー・トゥアンの著作とかかな。あと、服飾関連の歴史について書いた本。

ついでにフランスでもトップレスのネタが。

トップレスに「ノン」=「パリの海岸」で市が通達
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060729-00000074-jij-int
「「トップレスはノン」−。連日猛暑が続くパリではセーヌ河畔に海岸を模した「パリ・プラージュ」が大にぎわいを見せているが、パリ市はこのほど「みだらな装い」を禁止する方針を示した。」

これ、罰則として38ユーロ(5600円)の罰金がかかるそうですが、こんなので罰金払いたくはないだろうな~


はッ! そうだ、すっかり忘れてたけど、『週刊少年マガジン』の先週号、『涼風』で 結衣ちゃんが脱いでしまいましたね。あんな大和のどこがいいのかまったくもって理解不能ですが、涼風がいなくなって落ち込む大和を自ら誘惑。着物を脱いで迫ってしまうというから、少年誌としてはさあ大変。まあ、お色気を重要視しているマガジンなので、それほどインパクトないかもしれませんが。
自分的にはインパクトという点に関しては、なんといっても『北斗の拳』におけるレイに服を切り裂かれて裸にされてしまうマミヤさんには、何者も及ばないともいえます。あれは子供心ながら、衝撃的でした。しかも『ジャンプ』だったし。いや、『ウィングマン』とかもありましたが、原哲夫氏の絵だとね!
そんな『ジャンプ』も、先週号が凄かったらしく、いろいろな所で反響がありますね。『To LOVEる-とらぶる-』の! 気になってチェックしてみたら、『斬』も凄かったけど、『とらぶる』の凄い描写に驚いた。どこへ行くつもりですか、矢吹先生は。
いや、それよりも『ジャンプ』が今後こういう露骨なお色気・萌え的表現を取り込んでいくつもり、という流れを少し感じとったような気がしました。



一応の「棲み分け」が出来ていた三つのメジャー少年誌ですが、お色気といったらマガジンの領分。でも、この『とらぶる』における表現はお色気というかむしろ萌えといった感じのものかも。今となっては「萌え」要素は漫画には欠かせないような存在であるので、露骨な表現であってもOKするようになったのか? それとも作家側がそうしたことを普通にやるようになったのか。もしくは、


この記事へのコメント

レイといえば、服を切り裂くのもアレですが、それより村に入ってきてすぐに女風呂へ侵入するシーン。「でていってよ!!人を呼ぶわよ」と激昂する(そりゃそうだ)マミヤさんに対して

「呼ぶがいい きた人間が死ぬだけだ!!」

…何というか、「北斗の拳」のみならず、マンガ史上で最も堂々としたのぞき犯じゃないでしょうか。台詞はかっこいいかも知れないけど、絶対それ使いどころが間違ってますって。

それから、時代による身体観の変遷について、胸ではなく顔の事例ですがこんな話を聞いたことがあります。
かつて日本の女性は結婚すると歯黒く染めるのがしきたりでした。そして、適齢期になっても結婚せずに歯が白いままの女性たちを、「山姥のようでおっかない」という形で忌み嫌う地方があったそうです。現代人の感覚からすれば、歯が真っ黒い方がよっぽど「おっかない」はずですが、昔は違ったらしい。年頃になったらお嫁に行って、お歯黒をするのが真っ当な人間だったわけです。
逆に、歯が白いままの女性はそうした常識から外れているということで、外観まで異様だとされたのでしょう。これもまた、社会と身体観の結びつきとして面白い話だと思います。
Posted by 奥野 at 2006年08月02日 03:32

>のぞき犯
『北斗の拳』はお風呂闖入シーンが結構ありますが、あれは群を抜いてますよね! しかもタオルを剥ぐし!

>お歯黒
社会全体で「これは良い、これが良いんだ」と言い続けてると、そのうち、皆してそれが基準になってしまうという。人間の美的感覚とはなんともいいかげんなものですね〜
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年08月03日 06:44


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by xwablog | 2006-08-01 02:56 | ニュース
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