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今週号の『スピリッツ』で「シュトヘル(悪霊)」読みました。けど、「シュトヘル」以外は単行本で読むつもりのが多いのであまり読む気がおきないなぁ。シュトヘルも単行本待ちかな。そういや、今週号の「上京アフロ田中」面白過ぎ。
それはともかく。 ![]() 『グスタフ・マンネルヘイム フィンランドの白い将軍』 (植村英一。荒地出版社。1992年。2600円。247ページ) 序章 神話の国フィンランドの奇跡 第1部 ロシア帝国の陸軍で 第1章 グスタフ・マンネルヘイムの生い立ち 1867-1886 第2章 ツァーの青年将校 1886-1904 第3章 日露戦争 1904-1905 第4章 アジア大陸横断騎行 1906-1908 第5章 第一次世界大戦とロシア革命 1908-1917 第2部 祖国フィンランド 第6章 独立戦争 1917-1918 第7章 フィンランドの執政 1918-1919 第8章 大戦と大戦の間 1919-1939 第9章 冬戦争 1939-1940 第10章 戦争と戦争の幕間 1940-1941 第11章 継続戦争 1941-1943 第12章 休戦 マンネルヘイム大統領 1943-1944 第13章 マンネルヘイム大統領の晩節 1944-1946 第14章 グスタフ・マンネルヘイムの終焉 1946-1951 第15章 余録 1月28日はマンネルヘイムの命日なので、この本でも紹介しておきます。 帝政末期のロシアの実質的な領土の一部だったフィンランド大公国に生まれ、ロシアの軍人として出世し、ロシア革命の後は、フィンランド独立のために尽力し、ついに大統領になったカール・グスタフ・エミール・マンネルヘイムの伝記です。書いた人は元軍人。 帝政ロシアにおいて非ロシア人は多くいて、マンネルヘイムもオランダ系スウェーデン人の貴族の家系に生まれています。17世紀末にオランダ人で軍人の祖先が、フィンランドに移住し、1808年にフィンランドがロシア領になると、そのまま残ってロシアの貴族になった一門だそうで、母親もスウェーデン系貴族の娘なので、どうやらロシア語どころかフィンランド語も母語ではないようです。そんな人でもロシアでは近衛部隊に入れてしまうのです。 近衛兵として勤務した彼は、その後、日露戦争に参戦したり、中央アジアの探検を行ったり、あと、日本にもやってきてたりします。第一次世界大戦にも参戦しますが、革命が起きるとフィンランドに帰って内戦に白軍で指揮をとります。さらにいろいろありますが、1939年からの冬戦争や継続戦争の指揮もとって、大国ソ連を相手に一歩も引かない死闘を戦い抜き、独立を保持。1944年には大統領となります。最後はスイスで病没。 なんというか、本をはじめて読んだ時も思いましたが、物語の主人公のような人生でかっこいいです。日本と意外に関わりがあったりするのも嬉しい。 フィンランド関連の本は意外と出ているので『雪中の奇跡』とか『流血の夏』もお薦め。映画の『ウィンターウォー』と『若き兵士たち』も燃えます。私はロッカ・アンティ萌え。 あ、こーゆーのもあります。 ![]() 『独立への苦悶 フィンランドの歴史』 (斎藤正躬。岩波書店。岩波新書79。1951年。100円。180ページ) ヘルシンキ スエーデン時代 大公国 帝政のたそがれ 抵抗 文化人達 共和国の誕生 ソ・フィン戦争 主な参考書 斎藤正躬(さいとうまさみ)氏によるフィンランドの通史。フィンランド大公国から独立までがメイン。 古い本で、ずっとコピーしか持ってなかったのですが、やっとのことで本物を手に入れました。ホントはフィンランド史好きの友人が欲しがるかと思ったのですが、いまいち盛り上がってなかったので私のものに。 これも非常に面白い本です。簡単に読めるし。 参照サイト 荒地出版社 http://www.jinbutsu.co.jp/arechi/ 岩波書店 http://www.iwanami.co.jp/ カール・グスタフ・エミール・マンネルヘイム(wikipedia) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%8 2%BF%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%8 3%9E%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%A0 冬戦争(wikipedia) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%AC%E6%88%A6%E4%BA%89 関連記事 ひと癖、ふた癖、み癖くらいあるファシストたちが大集合! 長谷川公昭『世界ファシスト列伝』 http://xwablog.exblog.jp/9525554 海賊が戦車強奪、フィンランド銃乱射、パキスタンでの戦闘、小さなガンジーなど最近のニュース。081003 http://xwablog.exblog.jp/9620941 戦局が悪化する東部戦線での戦車戦を描く。小林源文『黒騎士物語』 http://xwablog.exblog.jp/9601013 独ソ戦を面白く解説するこの一冊。内田弘樹&EXCEL『どくそせん』。イカロス出版 http://xwablog.exblog.jp/7432019 まんがの森では下旬となってたよ。今月発売予定『萌えよ!戦車学校02式』 http://xwablog.exblog.jp/8853122 by xwablog | 2009-01-28 04:19 | 書庫 | Trackback
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