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人類で二番目に古い職業の栄枯盛衰。菊池良生『傭兵の二千年史』
web拍手レス
>comicリュウいいですよね。ちょいあ!目当てに買い始めたのですが、他もまずまず。なんといいますか、ごちゃまぜですが・・・・・
確かにごちゃまぜ。雑誌としてのカラーはいまだ不鮮明ですが、作品のジャンルよりも、作家陣を見ると、実力者揃いで攻めてますね。方向性としては、幻冬舎の『BIRS』みたいな立ち位置かもしれません。

>一口に傭兵と言っても色々なのでしょうね。そういえば冷戦時代の雑誌が、旧ソ連の下請け(?)で
>各地に出兵してる国々を”傭兵”と呼んでいました。いや、これはごく最近図書館で見かけたのですが。
冷戦時代だから適当なこと書いてますね〜。
軍事的技術を提供し、お金を得るのが傭兵なら、軍事力を提供してお金まで出させられる今の日本は傭兵以下って感じでしょうか。
そうだ。日本もフランスみたいに傭兵部隊とか作ってくれないかな。

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ここ数日、えらい月が綺麗ですね。

それはともかく。

傭兵の二千年史_菊池良生

『傭兵の二千年史』

(菊池良生。講談社。講談社現代新書。2002年。680円。229ページ)
第一章 クセノフォンの遁走劇
第二章 パックス・ロマーナの終焉
第三章 騎士の時代
第四章 イタリア・ルネッサンスの華、傭兵隊長
第五章 血の輸出
第六章 ランツクネヒトの登場
第七章 果てしなく続く邪悪な戦争
第八章 ランツクネヒト崩壊の足音
第九章 国家権力の走狗となる傭兵
第十章 太陽王の傭兵たち
第十一章 傭兵哀史
第十二章 生き残る傭兵
あとがき
参考文献

この前『アラトリステ』を観た影響で、近世軍事制度関連・傭兵関連・オランダ史・八十年戦争・三十年戦争などの本が読みたくなって、いろいろ見てたんですが、読んでなかったこれを買って読んでみました。
『戦うハプスブルク家』などの著者・菊池良生氏の本で、傭兵の歴史を通史で紹介。基本的にヨーロッパの傭兵と、彼らが歴史にどう関わって、生まれ、変わって来たかということの本です。歴史の状況に影響されて、傭兵も変わっていくし、傭兵に影響されて歴史も動くのです。
非常に判り易くまとめてあって、導入として非常にいい本です。最後の締めだけはちょっとロマンチックに締め過ぎかもしれませんが(笑)。まあ著者がオーストリア文学の研究者らしいので、その影響かな?

とりあえず『ドイツ傭兵の文化史』を買ってなかったので、これも買ってみようかと思います。
あと、『傭兵制度の歴史的研究』もいつか手に入れよう手に入れようと思い続けてましたが、値段がいっこうに下がらないので、もう諦めた方がいいんでしょうかね。

ちなみに、まだ箱からも出してないのですが『アラトリステ』の小説の方は買ってみました。3巻だけ。時間作って読もう。

いつも思うんですが、講談社現代新書の新しいカバーはデザインが酷いですね。実はこれ古本で買ったんですが、新しいカバーのもあったけど、古いこっちにしました。なんで、あんなカバーデザインにしたんだろ。デザイン料が省けるから?

そうそう。傭兵で思い出したけど、岩波文庫の『アナバシス』が16年振りに再版するそうです。あと『比較言語学入門』も。


今更思い出しましたが、『コミックリュウ』ジョン・ハンターが主人公の漫画『解剖医ハンター』がはじまってましたね。『ジキルとハイド』のモデルになったとかいうイギリスの医学者。安彦良和氏の『麗島夢譚』(もうそろそろ単行本が出る)や速水さんの『螺子の囁き』、『嵐の花 叢の歌』(東冬)、『ヴンダーカンマー』(西川魯介)もあって、歴史好きには美味しい雑誌になってきた。

参照サイト
講談社現代新書
http://shop.kodansha.jp/bc/books/gendai/
コミックリュウ 徳間書店
http://comicryu.com/top.html
復刊 岩波文庫
http://www.iwanami.co.jp/fukkan/index.html
復刊ドットコム
http://www.fukkan.com/fk/index.html

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by xwablog | 2009-01-14 03:42 | 書庫
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