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細密な池上絵と重厚な工藤話の描き出す織田信長の生涯。池上遼一&工藤かずや『信長』全8巻
もう休みが終わっちゃいますね。もう3日は欲しかった馬頭です。

それはともかく。

信長第1巻_池上遼一

『信長』第1巻 黎明の巻

(池上遼一&工藤かずや。メディアファクトリー。MFコミックス。2003年。514円。209ページ)
「永禄三年(1560年)、上洛を目指す今川義元は尾張へと侵攻を開始する。圧倒的大軍を目の前にして、尾張の大名・織田信長は家臣たちの心配を他所に動こうとしなかった。しかし、待っていた好機到来の報せが彼に勝利への道を開くのだった。それは信長の長い覇道のはじまりでしかなく・・・」

かつて『ビッグコミックスペリオール』にて連載されていた信長の生涯を描いた作品『信長』。原作は工藤かずや氏、作画はあの池上遼一氏という豪華なタッグ。しかし、一応連載では完結したものの、その前後あたりに背景画像の著作権侵害があって(「物語の終末間近に『安土天守・障壁画の章』で安土城のカットが資料の無断使用に当たるとして問題と・・・」wikipediaより)、絶版と最終巻の未刊行ということになってしまったいわくの作品です。それがそこらへんを修正し、関係者を説得して出したのが、このメディアファクトリーから出た新装版となります。
織田信長を主人公にした作品は数有れど、その中でも一二を争うほどに、非常に面白い作品で、これは1987年から1990年に連載していたわけですが、当時子供だった私はこれを読んでかなり衝撃を受けた憶えがあります。何度も何度も読み返したし。
最終巻は新装版出た時に読んでたので四年ぶりくらいでしたが、7巻までの部分はえらい久々に読みました。10年振りくらい? でも、やはり面白かったです。

信長第8巻_池上遼一

『信長』第8巻 夢幻の巻

(池上遼一&工藤かずや。メディアファクトリー。MFコミックス。2004年。514円。217ページ)

原作の工藤かずや氏といえば、ついつい『パイナップルアーミー』やら、この前紹介した『望郷戦士』といったミリタリーものを思い浮かべてしまいますが、この人日本史も好きらしく、新撰組ものをやったり、『利休七哲』(作画/西崎泰正)や『武田二十四将』(作画/大島やすいち)といった戦国ものもやったりしてます。
桶狭間からはじまり、最後は本能寺で締める、まっとうな信長漫画です。けど、最後の「信長がその生涯を全うしていたならーー日本の近代がもう三百年早く訪れていたことは確実である!」は言い過ぎだろうて・・・

参照サイト
小学館コミック -ビッグスリーネット
http://big-3.jp/
メディアファクトリー
http://www.mediafactory.co.jp/
信長(漫画)(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%A1%E9%95%B7_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)

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by xwablog | 2009-01-03 06:50 | 史劇
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