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2008年最後の書込みとなります。
コミケが終わるまでえらく辛かったのですが、今日は同人誌読んだり漫画読んだりしながら、まったりしてます。 そういや、コミケの原稿やってる時に「バカは不幸だ」と強く思いました。ポーランド語とか英語とかドイツ語のサイトとか見ながら作ってましたが、英語すらできない私のこと、当然ながらポーランド語もまったく解らず、英・独・ポの辞書で単語を見比べながら「なんとくこういうことだろう」と当たりをつけてその情報を記事につかったわけです。ジリジリとしか作業が進まない上に、記事の内容が本当に正しいのかすら判断できないという・・・。この凄い時間の浪費も出来上がった怪しい文章も、ぜんぶ言葉がわかれば解決するというのに!。こんな趣味もっていながら、頭悪いというのはなんなんでしょうね。前に友達にも「あんたこそ外国語わかんないといけないんじゃないの?」って言われたんですが、まったくもってその通りだと思い出しましたよ。 それはともかく。 やっとみつけたコレ。 『コマンド・マガジン日本語版』No.34 (国際通信社。2000年。3780円。82ページ) 特集・死闘!北方軍集団 教えてやる、騎士十字章の獲り方をな 『死闘!北方軍集団』アフター・アクション・レポート(山内克介) ナルヴァの戦い、1944年 ドイツ北方軍集団の終わりの始まり(Patrick McTaggant) 騎士団総長、王手! 1410年グルンヴァルトの戦い(Maciej Jonaz) 夏休み最後の宿題『グルンヴァルト1410年』中世版「タンネンベルクの戦い」に挑戦(豆田一智) 古典的名作に現代的アレンジを 『ロシアン・キャンペーン2』ヴァリアント 新作ゲーム情報 オリジンズで発表された新作ゲーム ドリームキャストで大戦略 『アドバンスド大戦略〜ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦』 『死闘!北方軍集団』付録ゲーム(Dirk Blenemann) 『グルンヴァルトの戦い』付録ゲーム(Ted S. Raicer) ショート・ラウンズ(ペノブスコット湾の戦い:アメリカ海軍史の汚点、コンスタンティヌス大帝によるローマ帝国の軍制改革、イランの現有戦力、ワーテルロー神話の虚実に迫る) ずっと探していた『コマンドマガジン』の34号をこの前発掘しました。なんか、かなり手前にあったのに気づきませんでしたよ。ポーランド本作ってる時に素直に出てくりゃよかったのに、諦めた後になってから出てくるんだもんなぁ。たった40年差でピャスト朝の時代じゃないのですよ。 この号では、1944年におけるドイツ軍・北方軍集団の奮闘を再現したゲームについて特集組んでるのですが、それと一緒に、同じくバルト海沿岸での重要な戦い、1410年におこったグルンヴァルトの戦いを再現したゲームについても記事になってます。このゲームは本に付録としてついていて、遊べるようになっているのですが、私はこれ、やったことありません。 ドイツ騎士団VS.リトアニア&ポーランドの連合軍の戦いは、この地域におけるヤゲロー家の優位を決定づけることになるわけです。 なので、同じ場所で戦われた第1次世界大戦の重要な戦いタンネンベルクの戦いの中世版だということなんです。第1次第2次のタンネンベルクって付ける場合もありますが、中世の方をグルンヴァルトの戦い、一次戦の時の方をタンネンベルクの戦いって呼ぶのが一般的でしょうか。グルンヴァルトの戦いの方は、グルンヴァルト村とタンネンベルク村の近くにある平野で行われました。まあ、実は一次戦のタンネンベルクの戦いは、実際には同じ戦場じゃなかったのに、一応タンネンベルク村の近くだったので、政治的な意図があって、そう名付けられたというものだそうです。つまり、1410年にドイツ騎士団は負けたけど、今度はドイツ帝国が勝ったぞ、って。ほら、ドイツ帝国って、プロイセン王国が主導してドイツを統一しましたが、プロイセン王国はドイツ騎士団とブランデンブルク辺境伯領が合体して出来た国ですから。 そういや、コミケで佐和木さんにドイツ騎士団総長ヘルマン・フォン・ザルツァについての記事がある本ってないか、って聞かれたんで、『北の十字軍』が一番マシですって答えたんですが、いまいち不安になってみて読み返してみたら、確かに一番マシではあるけど、それほどたくさんは書いてありませんでしたね。他になんかあったかな。 参照サイト コマンドマガジン http://www.kokusaig.co.jp/CMJ/ 国際通信社グループ http://www.kokusaig.co.jp/ タンネンベルクの戦い(1410年) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84_(1410%E5%B9%B4) グルンヴァルト(wikipedia) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB %E3%83%B3%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88 関連記事 奥野さんの記事「バトゥのロシア遠征」も載ってる。『コマンドマガジン』vol.79 チンギスハン特集 http://xwablog.exblog.jp/8099527 コミックマーケット75にサークル参加してきました。中世ポーランド本『ピャスト家君主一覧』 http://xwablog.exblog.jp/10116922/ ポーランド史の本といったらほぼコレ! ステファン・キェニェーヴィチ/編『ポーランド史』第1巻 http://xwablog.exblog.jp/9860880 ドイツから東欧への人の流れの歴史を追う。シャルル・イグネ『ドイツ植民と東欧世界の形成』 http://xwablog.exblog.jp/7908977 ドイツ騎士団などによる北方十字軍についての記事も載ってます。『歴史群像』2008年4月号 no.88 http://xwablog.exblog.jp/8170006 読み直して再発見。ドイツ騎士団形成の理由と結果。山内進『北の十字軍 ヨーロッパの北方拡大』。 http://xwablog.exblog.jp/10128890/
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| 2008-12-31 23:15
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