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ハプスブルク本のはしり。ハプスブルクの通史。ヴァントルツカ『ハプスブルク家ヨーロッパの一王朝の歴史』
ども。寒いの苦手な馬頭です。
いや、暑いのも苦手なんですが。
でも、砂漠に行くかシベリアに行くか、どちらか選べと言われたら、シベリア行き選びますよ。
そういや、前にドキュメンタリー番組で聞いた話では、人間は先天的に寒さに強い人間はいなくて、慣れによって寒さに強くなるらしいです。

しかし、昨日はなんか暖かかったですね。12月にしては。なんか今年の冬は全体的に暖かい?

それはともかく。

ハプスブルク家_ヴァントルツカ

『ハプスブルク家 ヨーロッパの一王朝の歴史』

(アーダム・ヴァントルツカ。訳/江村洋。谷沢書房。1981年。2700円。256+32ページ)
凡例
日本語版への序文
新書版への序文
第一章 ハプスブルク家と歴史
第二章 ローマ人、トロヤ人それともアレマン人?
第三章 ヨーロッパの十字路にて
第四章 始祖・国王ルードルフ1世
第五章 挫折と断念
第六章 「宗教」とその神話
第七章 系統分裂の時代
第八章 「オーストリア・ブルグント家」
第九章 世界の列強ハプスブルク
第十章 マドリードとヴィーン
第十一章 オーストリア・バロックの君主たち
第十二章 偉大な女帝
第十三章 国家の従僕
第十四章 いばらの冠
第十五章 ハプスブルク家とヨーロッパ
系図
地図
訳者あとがき
索引・参考文献

日本で出たハプスブルクものの初期の本のひとつですね。ハプスブルク家の歴史を通史で紹介してます。翻訳はいろいろなハプスブルクものの翻訳・著作でも知られる江村洋氏。
著者のアーダム・ヴァントルツカ教授は、1914年に、レムベルク、現在のウクライナのリヴィウで生まれました。父親の仕事が軍人で当時そこに駐屯していたみたいです。二歳で父を亡くし、1932~1936年はウィーン大学で学び、1938年にドイツ軍に入隊。1943年に米軍の捕虜になり、1946年に帰国。ジャーナリストになったあと、1958年からケルン大学、1969年からウィーン大学で教授として働き、オーストリア史研究所で研究したそうです。

あ、ちなみに江村洋氏って2005年に亡くなってるんですね。知らなかった。

『ハプスブルク家 ヨーロッパの一王朝の歴史』は翻訳ですが、江村氏自身の著作では講談社現代新書の『ハプスブルク家』や『ハプスブルク家の女たち』がよく読まれてますね。私は確か『中世最後の騎士 皇帝マクシミリアン1世伝』が初江村作品だったかな?

谷沢書房は東京・文京区の出版社らしいけど、今もあんのでしょうか?


あと、こんなのが。
なんかいまさら知りましたが、小川一水氏が14世紀の北ドイツを舞台にした『風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記』という小説を出したみたいです。なんと今度は都市建設ですか。
あと『第六大陸』フレックスコミックスネクストで漫画化だそうです。作画は吉祥寺笑氏。


参照サイト
江村洋(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E6%9D%91%E6%B4%8B

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by xwablog | 2008-12-11 09:15 | 書庫
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